40歳までに卵子がなくなってしまう確率の話し

 

女性がもともと持っている卵子の数は個人差があります。
卵子プールが大きい人は生まれつき卵子をたくさん持っているし、プールが小さい人はそれだけ数が少ないということになります。
もともとのプールの大きさに違いが出るのは、第一には遺伝手な要因になります。

 

卵子プールが小さい人の一列に、月経が来ないまま閉経してしまうターナー症候群があります。
だいたい1000〜2000人に1人の割合で発生する、比較的多き染色体異常症です。
残念ながらほとんどのターナー症候群の方は妊娠することができません。
そこまでの状態ではないとしても、40歳になる前に閉経してしまう早発閉経となる遺伝的体質をもっている場合があります。
40歳までに卵子がなくなってしまい、閉経してしまう人の数は女性の約100人に一人と、決して他人事ではありません。
このような卵子が少ない体質の場合、とにかく早い年齢で妊娠することが望ましいわけですが、検査を受けて自分の体質について早く気づくことによりある程度対処できる場合があります。
それについては後で説明しますが、できれば30歳までに自分の卵子の数について調べてみることをおすすめします。

 

これから妊娠しようと考える女性たちに伝えたいことがあります。
遺伝的因子はどうすることもできませんが、あえて子供の卵子を少なくしてしまうような悪い生活習慣は妊娠前から避けてほしいのです。
卵子プールの大きさは、遺伝的要因以外にお母さんの生活習慣によって左右されます。
妊娠中に限らず妊娠前や授乳中の生活習慣によっても影響を受ける場合があります。
特に注意してほしいのがたばこになります。
そのほかに農薬やダイオキシンなどの有毒な物質が多量に入った食べ物を食べ続けていたり、排気ガスで汚染された場所で暮らしていたり・・・、といったことも影響してきます。
これらの有毒な物質は、一度体内に入りますと分解されにくく、体外へ排出されにくいという特徴があって、中には排出されるまでに十数年かかるものもあります。
たとえ妊娠前に入ったものであっても、妊娠中、血液や羊水を介して胎児に送られてしまい、出産後は母乳によって赤ちゃんの体に入ってしまいます。
そうなりますと赤ちゃんの卵子の形成が進まずに、死んでしまう卵子が多くなってしまします。
つまり、その赤ちゃんが生まれてくるときには卵子プールは小さくなって、使える卵子の数が少なくなってしまうのです。
さらには、数だけではなく質も悪いものが多くなってしまい、赤ちゃんが男の子だった場合も精子の数が減少してしまうともいわれています。
妊娠を控えた女性たちにはこのようなことを意識して健康に気をつけて暮らしてほしいのです。